英国王のスピーチ
最初の投稿は「英国王のスピーチ」(原題:The King's Speech)について。
2010年の映画です。レビューと言いつつあまり内容については触れませーん。
あらすじは以下。wikipediaより。
吃音に悩まされたイギリス王ジョージ6世(コリン・ファース)とその治療にあたった植民地出身の平民である言語療法士(ジェフリー・ラッシュ)の友情を史実を基に描いた作品。
妹がよいと言っていたのを思い出して観てみた作品。
使われているフォントはFutura
エンドロールを観ていて「このキュートな"O"、Futuraでは!」
正直フォントに詳しくない私。
それでも反応しちゃう、前職の規定でさんざん使った欧文書体〜!!
Futuraって角がトゲトゲしいのが気になってたんですけど、映画のエンドロールで観るといい感じに潰れて優しくなってて、素敵ですね。(それともわざわざ潰したの?)
小文字の"u"がすごく…かわいい。やっぱりいいなあ、好きなフォントです。
邦版のポスターしか見てなかったけど、本国版はタイトルもFuturaだ。
ただ、そのあと気になったことがひとつ。
イギリスの映画で、なんでドイツのフォント?
しかも終盤ドイツとの開戦の場面まで描かれるのに?
少し調べてみたけど、これかな?wikipediaより。
フーツラの製作者レナ―は反ナチとして著名な人物で、レナ―の勤めていたバウハウスは、ナチ党によって退廃的だと見なされ迫害を受けた側に当たる。
私だったらどのフォントにする?
これはイギリスの政府が第二次世界大戦の開戦前に掲げたポスター。
これにそっくりな、Gill Sansっていうフォントにするかなあ。Futuraもそこそこ似てるから、字面がよりきれいなFuturaにした可能性もあるけれど…真相わからず。
主人公のその後を知りたくなる
学生時代、世界史を選択していたとは思えないくらい歴史に苦手意識を持つ私が、ジョージⅥ世のその後を知りたくなってwikipedia読んじゃうくらいには感情移入した。
わたしもたまに緊張していると、どもってしまうことがあるからかもしれないけど、
突然の王位継承と自分のコンプレックスに真摯に向き合って、たまに苛立ちを露わにしながらも吃音を克服する姿、そして終盤の緊張の場面前でチャーミングに苦手だったジョークを飛ばす姿にグッときた。
そしてヘレナ・ボナム・カーター、やっぱりキレイだな。
ティム・バートン作品ばっかり観てたから、濃い役を見慣れていたけどw